寝ている間に灰が降ったようで
どこだろうか
新しいものがそこにやってきたのではなく、そこにあったものが遠くに向かっただけかもしれない
と考えた後
何もなかったな、って
少しだけ足が埋まっている
昨日より霞んで見える
昨日より
昨日より
昨日より昨日より昨日より昨日より
本当は
咳込んだ
強がって寒くないと言う
誰が通り過ぎて舞い上げた、冬の街に降ったのは灰だった
・・・・・
どれもわからなくなった。(元からわからなかったのかもしれないが)
消えたことは覚めてしまった夢と同じ
憂は静かに燃え、灰になったが、僕をまだ埋めようとしている