ゆるり伊賀生活 2

伊賀は本当になにもない。工場の裏手からの臭い匂いしかない。(匂いの発生源については、近隣の宗教団体、産業廃棄物処理施設、など諸説あります)

皆、何もないというが僕の地元の相生、もっと言えば徳島県と比べたら色々な店、施設がありそれほど不便には感じないけれど、街の雰囲気はかなり田舎。

口を合わせるためイヤイヤ言ってはみるものの、案外好きなところもあるもんで、久しぶりの伊賀はいろんな思い出が湧いてくる。数少ない僕の友人が、この街には似合わない洒落た店で誕生日を祝ってくれたことを思い出したり。(昨日その店の前を通ったら案の定閉店していたけれど。)

 

多分、僕の同期に会うのは今回の伊賀出張が最後になると思う。別にこれまで気にもしなかったのに、こんな時だけ思う私はきっとずるい奴なんだと思う。

幸い、数人の仲のいい友人には会えたのでこれ以上未練はない。あとは猿以下の知能しか持ち合わせていない最低の人間しかいないから、そんな奴らには合わなくて結構。

いつまでも悪態をついて、そやって腐りながら生きていきたい。日本人がかつて大切にしていた感情。今ではすっかり忘れてしまった「恥」という心を捨てたくない。

それは格好悪い、とかではなくて、胸を張れない後ろめたさ。貶したければ自由にすれば良い、価値観の違いと口ずさみながら私は気に留めない。

胸を張って生きていたい。

自分の選択ぐらい堂々としたいね。

 

 

バリカンで少し髪を剃った。

後ろ髪ひかれにくいショートヘアー、万歳。

結局、それが1番かわいいんだろ。